〜CAA第二回〜

BF2

より実戦的に。


先日も多くの卒業生を排出した。
JASJAS氏、Junlemon氏などが見事に空母上陸艇発進部へ着陸に成功し、
CAAを巣立っていったのだ。


ちなみに書き込みで入学希望があったmisotomo一等軍曹は、すでに
CASTER教官と幾度と無く戦場を往来し、幾度と無くCASTER教官を死地に
追いやったので、今更入学の必要はありません。
すでに卒業済みの扱いです。飛び級です。


さて、今日はより実戦的なヘリの飛行を書いてみようと思う。
まず、対地戦においては、ヘリの進行方向を考慮して攻撃する必要がある。


前進している場合はどうだろうか？
その場合は、発射されたミサイルも、進行方向のベクトルに向かって、慣性
の法則が働くため、照準より少し前方に着弾するはずである。
すなわち、前進している場合は、敵車両より、少し手前に照準を合わせて
撃てば、ちょうど命中する。
しかし、これはヘリの速度によって着弾位置が変わるので、何度も繰り返して
練習してもらうしかない。


スライド飛行している場合はどうだろうか？
同じ理屈で、右へスライドしている時は、発射されたミサイルも右へ流される。
よって、照準は、敵車両の少し左を撃つ必要がある。
最初から当てようとせずに、一発撃ってみて、その着弾を見て、微調整を
かけるのがより実戦的だろう。
２〜３発目からが本格的な連射となる。


ちなみに第二次世界大戦中の日本の零式艦上戦闘機は、
機首に7.7mm機銃（弾数500）を２挺、翼に20mm機関砲（弾数60）を２挺、
積載していた。
この弾数の違いは何だろうか？？
まずは機銃を使用してその弾道を確かめ、敵機を射線に捕らえる。
一撃を与えた後に、機関砲によって破壊するのである。
20mm機関砲の通常弾は榴弾であり、10gの炸薬が入っていて、一発でも当た
れば機体が炎上したと書いてある文献もある。
この20mm機関砲の威力と、卓越した運動性能により、初期の零戦は無敵を
誇ったのである。
しかし、海軍の試験では7.7mm機銃弾は撃ってから500m離れたときに
296cmドロップ（沈下）するが、20mm機関砲では同じ距離で490cmドロップ
する。早い話が同じ機体に積んでいる銃器の弾道が違っていたのだった。
これにより、「当たった時の威力は素晴らしいが、そうは当てられない」との
搭乗員の話もある。
これを見ても、弾道を見るのがいかに重要か、がわかる。



対地戦闘と対空戦闘に共通する武装として、ヘルファイアに代表される
TVミサイルがある。
MECのハボック以外は自由自在に操ることができるミサイルであり、一撃で
全ての兵器を破壊できるため、ガンナーの腕がよければ、攻撃ヘリは無敵を誇る
兵器となる可能性を秘めているのだ。
距離、約500Mが有効射程範囲だろう、と思っている。
さて、新パッチからか、TVミサイルの誘導時に、クリックしたところにマークが
つくようになった。
これにより、対地戦闘においてはより精密な攻撃ができるようになっている。


空戦においてヘルファイアを撃ちやすい環境を整えるには、高度を取ることが
最も大事である。
また、回避は急なスライド飛行が最もよい。
この回避は、ヘリのバランスが崩れるくらいでもよい。
より急峻な回避行動こそ、相手のガンナーの予想を裏切るような飛行になるし、
高度を取っているはずだから、地面や周辺オブジェクトへの接触もないからだ。
高度さえあれば、攻撃で優位に立てるのみならず、回避でも自由が利く。
思い切って、機体を横に90°傾けてみると、スライドするのみならず、
ヘリの推力が垂直方向へのベクトルを失うため、高度が急激に落ちる。
敵から見れば、ちょうど野球のフォークボールの軌道を横からみてるような
動きをすることができるので、非常に当てにくい。



最後に一人で攻撃ヘリに搭乗した場合について。


一人ヘルファイアのやり方は以前触れた。
機体をホバリング状態で、照準から少々「左へ」回転させる。
そこからF2を押して素早くマウス右クリックでヘルファイアモードに切り替え
ると、その間にパイロットを失ったヘリはその場で「右回転を始める」ため、
ヘルファイアモードに入る時にはちょうど正面に敵を捕らえることになる。
後は高度さえ取っておけば、そうそうヘリは墜ちないのだから、ガンナーとして
ヘルファイアの軌道に専念すればいい。
もちろん、その間、自分のヘリは回転しまくっているわけであるが。


同じことがBHでも可能である。
ホバリング状態で、敵拠点を「正面に」捕らえる。
そこで「F2」を押して「左銃座」へ移る。
ヘリは「右回転」をし始めるため、自動的に正面へ敵拠点が来るため、
ミニガンで敵拠点を掃射する。
そのうちヘリが「右回転」しすぎて、最初の位置からすると、ちょうど
180°回頭した形になるので、「F3」を押して「右銃座」へ移る。
すると、再びヘリの回転により、自動的に正面へ敵拠点が来る。
これを繰り返せば、高度が下がりきるまで、延々、敵拠点をミニガンで
掃射できるのである。パイロット一人なのに。


敵拠点側からみれば、高速で回転しながらブラックホークが両方の銃座から
交代に掃射してくるように見えるはずである。



では今日はここまで。


＝追記＝

http://www.successuniversity.com/les/video/fastshooter.wmv

Jerry Miculekという世界の早撃ち王の動画。
ごついぞ！この速さ、そしてその凄まじいリロード！
是非見てくれ！！