〜癌治療〜

現在の癌治療戦略の目標を知ってるだろうか?



外科的治療で切除できる癌はいい。
切除できない転移癌はどうするか。


抗癌剤を用いる。
現在の抗癌剤治療の目標は「癌細胞の死滅」にあるのではない。


「生存期間の延長」にある。



もちろん、癌細胞を死滅させることができれば、
それに越したことはない。
しかし、現在の医学では難しい。


所詮、抗癌剤の目標はそこどまりか・・・。



しかし考え直してみた。
「生存期間の延長」と「延命」とはまた違うのではないか。


様々な延命処置を施してくれる「管」につながれて
生きる3年間と、自由のある、ともすれば旅行にすらいける1年間。


価値ある余生とはどちらだろう。


もし癌細胞を死滅させることができても、
人間は必ずなんらかの原因をもって最後は死ぬ。
つまり、「癌細胞の死滅」自体、「生存期間の延長」にすぎない。


ならば、死滅させることができなくても、
「癌とともに生きる」
そういう戦略観点が必要なのだ。


癌があっても、ない人と同様の生活が送れるならば、
「生存期間の延長」
抗癌剤研究者にとって素晴らしい目標だと思える。


CASTERはその道を歩もうと思っている。
「生存期間の延長」と「延命」は違うのだ。